単体考察 Part5:テッカグヤ
どうもタカタカです!
サンムーンが発売されてから2週間経ったので、そろそろ7世代環境での単体やパーティの考察を始めていきたいと思います。
今回は型が多すぎて厳選の段階で迷ってしまう「テッカグヤ」についてかるーく考察していきます。
自分用のまとめのつもりでしたが、ムーンで厳選に困っている方にも見てもらえたらなと思います。
※この記事、序盤は趣味全開でお送りしております。テッカグヤの考察のことを忘れています。
1.テッカグヤ(UB04) #とは
そもそもテッカグヤってなんぞやって方は先にUBのシナリオを進めてもらいたいのですが、簡単に説明すると「規格外」な奴でした。
見た目や名前は竹取物語(かぐや姫のアレ)を彷彿とさせるような感じなのですが、
高さ:9.2m ←おかしい
重さ:999.9kg ←は?
「いやお前マジか」
ってなりました。デッカグヤ!
高さに関しては本物の竹でも3~5mのものから20m以上にもなる種類が存在するので平均サイズくらいなのですが………アンタ重すぎやしませんかね。
僕の知ってる「かぐや」は
(『竹取物語』より:最後の場面。8月15日、かぐや姫が月から来た最強軍団によって月に連れ戻される図。帝の部隊『屋根の上守り隊』は翁に対して「例えコウモリ1匹でも侵入しようものなら射殺して晒してやりますよええ」とか言ってたくせに最強軍団のその圧倒的な力により帝の部隊は傷一つ付けることが出来ずに全滅…というわけではなくなんかよくわからん謎の力により帝の部隊は戦意喪失してしまう(結局帝サイドは抵抗すらまともに出来なかった)。その後帝に不死の薬が入った壺を渡し、天の羽衣を着て地球での記憶を全て失ったかぐや姫は月に帰った。帝は「かぐや姫と生きていけないないなら不死になる意味なんてないじゃない!」と言ってその不死の壺を一番高い山の頂上で燃やしてしまえと勅命を出した。その山は「大勢の兵士を連れて登り(大勢=富、兵士=士:つはもの)、不死の薬を燃やした山(不死=富士)」が転じて「富士山」という名前が付けられたという。諸説はあるが(めでたくはないので)どんとはれ。)
や、
パズドラ
(ダンジョンでドロップします。ありえん良さみが深いw)
だったり
大筒木カグヤ
(『NARUTO』より:本編のラスボス。誕生日は8月15日。←作者わかってらっしゃる! 六道仙人(大筒木ハゴロモ)と弟の大筒木ハムラの母であり、その昔白眼と額の輪廻写輪眼によって"苗床"を治めた。最終的に色々あって術「六道・地爆天星」によって息子達に月にされた。)
くらいだったのでビビりました。
「かぐや」なのにUBの中で一番でかくて一番重いポケモンでした。
なんでこんなに「9」を推すのか疑問に思ってたのですが、竹取物語に出てくる「かぐや姫」のサイズ、確かこう書かれていたはずです。
「…それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。」
三寸=9.09(以下循環小数)cm
…なるほどね
(※あくまで個人の勝手な推測です)
テッカグヤは300寸(30尺)くらいですね。ね。
あとテッカグヤの分類は
「うちあげポケモン」
なのですが、
2007年9月14日に日本が打ち上げた月周回衛星の名前は…
「かぐや(SELENE)」
※詳しくは↓からどうぞ!
http://www.jaxa.jp/projects/sat/selene/index_j.html
なのです。
テッカグヤの本体は主衛星の「かぐや」、手に当たる部分はそれぞれリレー衛星の「おきな」とVRAD衛星の「おうな」をイメージしたのでは………?
…なるほどね(2回目)
(※これも個人の勝手な推測です)
ちなみにですが、「かぐや」が撮影した地球と月面の写真は以下の通りになります(参考文献は末項に記載)
…素晴らしい👏
そんなテッカグヤのタイプは
はがね・ひこう
「………草は?」
サンに出てくるカミツルギ(同じくUB04)は くさ・はがね タイプなので、「お前ら逆じゃね???」って思ってしまいますよね(笑)
ちなみにカミツルギは0.3m(30cm、0.1kg(100g) というテッカグヤとは真逆、めっちゃちっちゃくてめっちゃ軽いポケモンでした。
そしてペラッペラw(この見た目でA181あるからヤバイ)
2.ステータス
ここから真面目にいきましょう。
改めて、テッカグヤのステータスはこうなっています。
テッカグヤ(UB04) うちあげポケモン
タイプ:はがね・ひこう
特性:ビーストブースト
高さ:9.2m 重さ:999.9kg
種族値:97-101-103-107-101-61
UBの中では異質で、「あんまり尖っていない種族値」をしています。が、それ故かなり多くの型が候補として挙げられ、パーティ選出の段階では断定することが難しいポケモンです。
さらに、「技のデパート」状態になっているため型を読むのは更に難しくなっています。
覚える技(一部)は
レベル技
エアスラッシュ、ねをはる、やどりぎのたね、ラスターカノン、ギガドレイン、アイアンヘッド、ボディパージ、ヘビーボンバー(→体重のおかげで最強説)
技マシン
どくどく、めざめるパワー、じしん、かえんほうしゃ、だいもんじ、ニトロチャージ、エナジーボール、スマートホーン、ストーンエッジ、ジャイロボール、いわなだれ、くさむすび
など、はがねタイプでは珍しい草技、炎技も覚えることができます。
役割対象はエアームドと同じようにドラゴン、エスパー、フェアリー、じめんタイプ辺りとなるため、
ガブリアス、メガボーマンダ、カプ・テテフ、カプ・ブルル、バンバドロ、マンムー
には強く出せるポケモンかなと思います。
また、採用する技によってはハッサムやギルガルド、トリトドン辺りにも積極的に出すことが出来ると思います。
…てかテッカグヤが はがね・ひこう タイプで本当によかった。かえんほうしゃを覚えるナットレイになるところだった。。。
3.育成論
性格決めから難航しそうなこのポケモン、どんな型にしたら強い(面白い)かちょっと考えてみたのでメモ程度に残しておきます。
性格:図太い
HBCベース
持ち物:食べ残しorオボンorゴツメ
かえんほうしゃ めざ氷
やどりぎのたね まもる
役割はナットレイやエアームドに似ていますが、かえんほうしゃを覚えるという点で差別化できるため、特にはがねタイプが重いパーティに入れるのが向いていると思います。カグヤミラーはどうなるかわかりません。
H244振りで実数値203までは確保できますので、あとはどのくらい耐えたいか、どのくらいダメージを与えたいかによってBCを調整する必要があります。
2.どくまも型
性格:わんぱくorしんちょう
orずぶといorおだやか
HB or HDぶっぱ
持ち物:食べ残しorオボンorゴツメ
※ヘビーボンバー やどりぎのたね
どくどく まもる
※攻撃技は物理技か特殊技かで変わってきますが、体重を活かすとヘビーボンバーがテッカグヤの最大火力になります。
完全にナットレイ。この型でナットレイと違うのは地面無効と炎2倍なところくらい。あと特殊もいけること。
かえんほうしゃやめざ氷などを同時に採用しないならこの型になるのかな、と思い一応記しておきました。
かえんほうしゃなどを採用しない場合、はがねタイプには別枠で対策が必要。あとテッカグヤミラーに勝てるかどうかも怪しい。(どの型にも言えるけど)
シーズン2以降はナットレイもそこそこ増えると思うので採用するなら1の型でナットレイを燃やしてしまいましょう。
3.チョッキ両刀型
性格:勇敢or冷静
HDベース残りAC調整
持ち物:とつげきチョッキ
ヘビーボンバー じしん
かえんほうしゃ めざ氷
役割対象:ガブリアス、メガボーマンダ、カプ・テテフ、ハッサム、ギルガルド など
幅広い技範囲を持つテッカグヤを生かした型。挑発が飛んできたら「ありがとうございます」と言いましょう。
Hは244振りでいいような気もします。AラインやCラインは好みによって分かれるのですが、めざ氷を打つであろうガブリアスやメガボーマンダを意識してCラインから決めるのが良さそう。
と、言いつつも個人的にはせっかくチョッキを持たせているので、Dラインをはっきりさせておきたいなぁと思いました。そこでカプたちの中でもよく見るコケコッコーの補正なしC252エレキフィールド眼鏡10まんボルト耐え(H244D92) まで振ってからAやCを考えるのも良いかなと思ったりもしてます。
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※1/17追記
上記のテッカグヤに対してシーズン2で増えそうなウルガモスにオーバーヒートを撃ってもらいました。
C↑252ウルガモスのオーバーヒート
→H244D92テッカグヤ@とつげきチョッキ
74.8~88.6% の確2
…この調整でよさそうですね(ニッコリ)
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基本的にはラスターカノンよりもヘビーボンバーのほうが優先されるので両刀型であれば勇敢でいいかなと思ってます。
高さ9.2m、重さ999.9kgのヘビーボンバーってひんしじゃなくて圧死するんじゃないの…って思うんですがまあそこはご愛嬌(愛嬌なんてなかった)
この他にも勇敢HA@鉢巻、冷静HC@眼鏡のいわゆる「役割論理」ヤッカグヤ にしてビーストブーストを活かすのも面白いかなとも思います。んんwwwヤーストヤーストですぞwww
ボディパージを採用して上から殴るアタッカーにしてみてもいいかもですね。
4.終わりに
この記事を書いている段階ではまだ環境があやふやな状態なのでテッカグヤがどのくらい活躍して環境に生き残れるかはわかりませんが、自分がレートに潜ってる体感としては「みんなムーン買ったのかな?」ってくらいテッカグヤが溢れています。(実際は3人に1人はパーティに入れてるんじゃね?くらいの感覚です。6世代でいうガブリアスくらいは見てる気がします)
まだシーズン1ではありますが、色々なポケモンがどう活躍するのか楽しみながらレートに潜れたらなと思います!
それではまた!
5.参考文献
・ 地球、月面の写真
J. Yamazaki, S. Mitsuhashi, M. Yamauchi, J. Tachino, R. Honda, M. Shirao, K. Tanimoto, H. Tanaka, N. Harajima, A. Omori, S. Yahagi, S. Kanayama, Y. Iijima, H. Ohtake, High-Definition Television System onboard Lunar Explorer KAGUYA (SELENE) and Imaging of the Moon and the Earth, Space Science Reviews, 154, 1-4, 21-56, 2010. http://link.springer.com/article/10.1007/s11214-010-9697-0